ミカルディスは高血圧改善薬として使われている

ミカルディスはARBとも略されるアンジオテンシンII受容体拮抗薬という種類に属する薬で、高血圧治療に広く使われています。
ミカルディスなどのARBが持つ薬効は血圧を下げるための優れた効果に加えて、血圧が高くなることで心臓や腎臓などにかかる負担軽減にも役立つため、心不全や腎不全の人にも使用される降圧剤です。
ARBことアンジオテンシンII受容体拮抗薬が血圧を下げる作用は、RAA系と呼ばれる血圧が下がり過ぎてしまった時に血圧上昇を促すシステムの働きを途中で阻害することで降圧効果を発揮します。
本来RAA系は低血圧状態になった時にのみ働きますが、普段から血圧が高くなっている人はそのシステムが常に作動している状態になっていると言われます。
ミカルディスのARB薬としての効能は誤作動したシステムを途中でストップさせて高血圧になるのを防いでいます。
高血圧は血圧が高いことそのものが直接危険な症状を引き起こすのではなく、高い圧力を受け続けた血管壁の内側が少しずつ傷むことでコレステロールなどが付着しやすくなって硬くなり、血液の流れが滞りやすくなる動脈硬化に至ります。
心臓に動脈硬化が起これば狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤のリスクが高まり、脳の血管で動脈硬化が生じれば脳梗塞やくも膜下出血など脳卒中が起こりやすくなります。
ミカルディスをはじめとする降圧剤が高血圧を防ぐのは、動脈硬化によって発症リスクが高まる生命の危険に直結する病気を未然に防止するためでもあります。
ミカルディスの薬効が血中に入ってから濃度が半分になる半減期は20~24時間ということで作用時間が長く、1日1回の服用で効果が持続するため毎食後に飲むわずらわしさが無いこともメリットの1つです。
血圧が下がり過ぎて起こる頭痛やめまい、ふらつきといった症状が出ることもありますが、用法用量を守って服用する限り重大な副作用が起こりにくい薬でもあります。
ミカルディスの服用による高血圧の症状緩和は、血圧を上昇させる物質アンジオテンシンIIが作用する過程を途中でブロックすることで実現します。
アンジオテンシンIIが受容体と結合して血圧を上げる前に受容体との間を塞いで結合を阻害するため、ミカルディスをはじめとする降圧剤はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、略称ARBと呼ばれています。
血圧上昇の仕組みそのものに働きかけて血圧を下げ、動脈硬化がもたらす心筋梗塞や脳梗塞など脳卒中を防ぎます。
ミカルディスが阻害する血圧上昇を促進させるシステムはRAA系と呼ばれ、本来は低血圧になった時だけ血圧を上昇させますが高血圧の人は血圧が高くても作用してしまいます。
その作用の最終過程で、血液を増やす働きを担うホルモン分泌を促して血管も収縮させるアンジオテンシンIIが受容体に結合して高血圧を引き起こしますが、ミカルディスはアンジオテンシンIIにその作用を起こさせないよう受容体との間をブロックします。
血圧を下げる効果の高さだけで言えばカルシウム拮抗薬のほうがより高い効能を持つとされますが、ミカルディスを含むARBには作用時間が長いことのほかにもプラスアルファのメリットがあるため、多くの人に処方されています。
ARBの薬効には心臓や腎臓を高血圧の害から守る作用も含まれるため、ミカルディスはそれらの臓器に起こるほかの疾患を予防することにも繋げられます。
効果が高い薬ほど心配な副作用もミカルディスなどARB薬には少ないとされ、医師や薬剤師の指示に従い用法用量を守って服用すれば重篤な副作用は起こりにくいと言われます。
血圧が下がり過ぎた時に起こる頭痛やめまいといった降圧剤全般で起こりやすい副作用のほかは、血液を増やすホルモンの働きを弱めることで体内のカリウムが増え過ぎるといった症状が出ることもあり、ミカルディスを長期間服用している場合は定期的な血液検査が必要とされます。